「肥満細胞腫」と「神経鞘腫」(どちらも悪性腫瘍)の治療のための3度の外科手術に高額な放射線治療・・・絶対に負けないさくらとママ(飼い主)の闘病記

~PROLOGUE~

 7月のある朝でした。
 その日はとってもお天気の良い日で、大っ嫌いなシャンプーをされていました。
 身体中、泡だらけでシャカシャカされてる時に、ママがあたしの胸の辺りに触れて

 ママ:「ん~~?何これ~~~?さくちゃん、ここに何か出来てるよぉ~!」
 さくら:「え~っ?何ですか?何ですか~?あたし、何ともないんだけど~(汗)」

 そして数日後、針生検(ニードルバイオプシー)による細胞診を経て
 肥満細胞腫(悪性腫瘍)」と診断されたのです。
 かくして、泣いてばかりのママと、絶対負けない私の闘病生活が始まったのでした。


 ■「これまでの経過」 これまでの闘病経過を一覧で提示しています。
 ■「治療費用について」 これまでの治療費用を一覧で提示しています。

リンク参照:児玉どうぶつ病院

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お昼過ぎに起きたさくらは、痛みも和らいだのか落ち着いてる。
まだまだ元気はないが、昨日よりお顔に生気も戻ってる。
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うん。頑張ったね。えらいね。


おなかがすいているらしく、しきりにキッチンを気にする。
ドライフードをミルクに浸して少しだけ食べさせる。
いつもの食欲であっという間に完食!良かった。

おしっこ&うんちをしに近くの公園へ。
うんちはなし、おしっこは良好。
お昼から、病院に包帯交換に行く。
昨日の今日なので、手足を突っ張って猛抵抗。
大丈夫!今日は痛いこと何にもしないから。
「もう痛みはだいぶひいたみたいですね。鎮痛剤はもういらないね。」
って先生も。

いっぱい寝て、いっぱい食べて早く元気にな~れ!


アイスノンの枕、気持ちいいやろ?



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7/30(月)午前10時

まずは血液検査により「血液凝固」と「肝臓の数値」について調べ
問題がなければいよいよ手術です。

どこで手術を受けるかは、ずいぶん悩みました選択肢は下記。

  ●症例を多く扱っている県外の腫瘍専門医
  ●県内の腫瘍専門医
  ●かかりつけ病院

移動の体力的リスクや時間的な問題などイロイロ考慮し
地元のかかりつけ病院で手術を受けることに。



手術の最終的な説明を聞いた後に、奥の手術室へ。
さくらも何かを察しているのか、手足を突っ張らして精一杯の抵抗。
「なんで?どうして?ママどこ行くん?」って言って泣きそうなさくらの表情が切ない・・・


手術終了後にご連絡しますので一旦お引き取り下さいと言われ仕方なく帰宅。
何をする気にもならない。手につかない。
ただ、ただ、電話を睨みつけて過ごした数時間。

午後1時過ぎ
電話が鳴いた。さくらだっ!(もとい、先生だっ!)

  手術は無事に終了したものの
  肋骨にかかっているため、切除は筋肉層にまではいたっておらず
  十分なマージンが確保できているかどうかに不安が残る。
  術後の経過は順調なので、夕方お迎えに来ていただくことができますが
  かなり痛がっていますので、おうちで大変でしたらこのまま入院も出来ます。

そんな痛がってるさくらに、病院で一人ぼっちの夜なんて過ごさせられない。
連れて帰ります。と告げ、指定された夕方6時にお迎えに。

出てきたさくらは、鎮痛剤の影響か目はうつろで表情にも生気がない。
ヒュンヒュンと鼻を鳴らして泣いている。
フラフラしながらも、どうにか逃げ出そうと出口へ出口へと歩こうとする。

おうちに帰ってからも興奮状態はおさまらず、あっちへフラフラ、こっちへフラフラ・・・
どうにか逃げ場所を探しているようにも見える・・・
何も分からず病院に連れていかれ、気がつくと痛くて痛くて、痛くて痛くて・・・
何が起こったのかもさっぱり分からず、ママへの不信感でいっぱいなんだね・・・
ごめんね、さくら・・・・・

伏せると痛むらしく、すぐに起き上がりヒュンヒュンヒュンヒュン・・・
「痛いよ・・・痛いよ・・・」って泣いてるんだよね。きっと。
なでていると、少し落ち着くのか、寝ようと伏せるが、やはり痛むらしくすぐ起き上がりヒュンヒュンヒュンヒュン・・・
明け方までこの繰り返しで、一睡も出来ない様子。かわいそうに・・・
どうにもしてあげられない自分が歯がゆい・・・・・

明け方近く、おなかがすいたのかいつもの食事場所をしきりに気にして何かを探す様子。
動くと痛み、またヒュンヒュンヒュンヒュン・・・
深夜以降なら、水分は取って良いと言われていたので
ミルクを水でごくごく薄くにしてやると、喜んで綺麗に飲み干し
その後、やっと落ち着いた様子で眠ってくれました。
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本当に長い長い一日。
頑張ったね、さくら!いい子だったね、さくら!お疲れ様、さくら!

今日は「肥満細胞腫」摘出手術の日です。
ママは、昨夜あんまり眠れなかったみたいで(&また泣いてた。)目が真っ赤です。
前日の夜9時以降は何も食べちゃダメ!当日の朝6時以降はお水も飲んじゃダメ!って言われてたので
朝、早くにママがお散歩に連れて行ってくれました。
おしっこして、うんこもして、おうちに帰ってお水を飲みました。
「さくらは病院に行くまで、もう一回ねんねしてね。」ってママが言うから
クーラーのきいた気持ちいいお部屋でコロコロしてたら、いつの間にか眠ってたみたい。
9時頃ママが「さあ、行こう!」って起こしてくれるまで、グッスリでした。
寝起きで、手術の事なんてすっかり忘れてたので、大好きなお散歩かと思って大喜びしちゃったよ(汗)

あたしは、ママの車に乗るといつも助手席に座って(犬はシートベルトしなくていいのよ!いいでしょw)
のんびりとお外を眺めています。いっぱい車とすれ違ったり、人を追い越したりするのを見てるだけで楽しいよ!
ママは運転しながらため息ばっかりついてるの・・・
時々、信号で止まるとあたしの頭や背中をなでなでしてくれます。そして、その後また、ため息をつきます。

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頑張るから!あたし頑張るから!!!
痛くて泣いちゃうかもしれないけど・・・そしたらママいっぱいなでなでしてね。
負けないんだから!あたし絶対に負けないんだから!!!

7/29(日)
日曜日はママがず~っと一緒にいてくれるから大好きw
夕方からかあさん(ママのママ)のおうちでバーベキューです!うれしぃ(>_<)
ママはね「そんな気分じゃないし、行きたくないよ・・・」って言ってたんだけど
かあさんがね「そんなこと言って、こもってばっかいないで出てきなさい。さくらだって喜ぶから!」って。
うんうんっ!!!あたし喜ぶよwうれしぃうれしぃ!バーベキュー大好きぃ♪

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いっぱい人が集まってにぎやかで楽しいし、美味しそ~ないいにおいがするし
ママはお酒が大好きだから、バーベキューの時にはいつもとっても楽しそうだもん!
ママが楽しそうだと、あたしも何だかうれしくなっちゃうの!
でも、今日のママはやっぱりあんまり楽しそうじゃないね・・・

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GET(>_<)




明日は午後から摘出手術です。
夜9時以降は絶食、朝6時以降は絶水です(涙)
頑張って、元気になるんだもん!絶対に負けない!



【肥満細胞腫とは】

「肥満細胞」は、正常な犬にも大量に存在している細胞で
虫刺されや花粉など、外部から身体への異物の侵入を感知すると、
“ヒスタミン”や“ヘパリン”などの生理活性物質を放出し、患部に炎症を起こして免疫機能を高め、
異物を退治したり、体外に押し出したりして、動物の体を守る重要な働きをしています。

この「肥満細胞」が増殖し腫瘍化したのが「肥満細胞腫」です。
人間にはみられない腫瘍で、おもに体表に「しこり」や「腫れ」のような形で出現します。

「肥満細胞腫」は悪性腫瘍に分類され、その中でも極めて厄介な腫瘍と言われます。
切除をしても再発・転移を繰り返す可能性が非常に高く、
「肥満細胞腫」が放出する“ヒスタミン”などの生理活性物質により「副腫瘍症候群」と呼ばれる様々な合併症を引き起こします。
   ●胃潰瘍・十二指腸潰瘍
   ●肺水腫
   ●血液凝固障害
   ●ダリエ兆候
   ●血液性ショック

この「副腫瘍症候群」により命を落とす場合も多いのも、この病気の特徴と言われています。



〔原因は?〕
「肥満細胞腫」のはっきりとした原因は不明ですが
高齢犬の発症率が高いことから、老化による免疫機能の低下で肥満細胞の腫瘍化を防げなくなる。と言われます。


〔どんな犬がなるの?〕
犬種は問わずどんな犬にも発症します。
(特に「雑種」「ボクサー」「ボストンテリア」「ラブラドールレトリバー」に多く発症すると言われています。)
雌雄の差はなく、平均8~9歳の高齢犬に多く発症するようです。


〔病気の重さは?〕
一般的にグレード(悪性度でⅠ~Ⅲに分類されます。) と臨床ステージ(段階)とに区分されます。


■■■グレード(悪性度)■■■

《グレードⅠ(分化型)》
腫瘍細胞が分化している。腫瘍が特定部位に限局されていて範囲、境界が明瞭。(比較的軽度)

《グレードⅡ(中間型)》
腫瘍細胞はやや未分化。腫瘍の範囲、境界が不明瞭。(中度)

《グレードⅢ(未分化型)》
腫瘍細胞は極めて未分化。腫瘍がまとまらず散在しており、腫瘍の核も範囲も境界も判別が不可な状態。(重度)



■■■ステージ(段階)■■■

《ステージ0》
皮膚(真皮)から切除はしたけれど不完全で、顕微鏡による病理検査でまだ病変が残っている。

《ステージⅠ》
単一の腫瘍が皮膚(真皮)の一か所に限局していて、周辺への浸潤、波及、転移はない。

《ステージⅡ》
単一の腫瘍が皮膚(真皮)の一か所に限局しているけれど、周辺のリンパ節に波及している(他への浸潤、転移はない)。

《ステージⅢ》
腫瘍は単一ではなく、皮膚(真皮)に多発していたり、周辺組織に浸潤していたりする。
(周辺のリンパ節への転移はある場合とない場合がある。)

《ステージⅣ》
腫瘍は再発・転移していて、血液中や骨髄中にも腫瘍細胞がある。


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【肥満細胞腫の治療】

〔外科療法〕
「肥満細胞腫」の根治治療を考えるのならば、まず第一に「腫瘍の摘出手術」が選択肢にあがります。
どんなに小さな腫瘍でも、周囲3cm以上の余裕を持った広範囲の切除が必要です。
もちろん皮膚上の広さのみではなく、深さについても十分な深度の切除が必要です。

腫瘍細胞は目に見える“腫れ”や“しこり”になっていなくても、周囲の組織に広く散在している場合が多いので
「機能障害が出ない範囲で可能な限り広く」切除することが非常に重要です。
十分な切除の範囲が確保できない四肢などの腫瘍の場合には、断脚という場合もあるようです。

最初の手術で腫瘍細胞を取り残した場合、同一箇所に再発する可能性は非常に高く
また再発した腫瘍の再手術は非常に困難な上、再発までの期間で腫瘍細胞はさらに広範囲に広がっています。
ですから、最初の手術でできるかぎり広範囲に切除することがたいへん重要となるのです。


〔放射線療法〕
「肥満細胞腫」は放射線に極めて感受性が高く、効果が良好であると言われます。
外科手術による切除の難しい四肢や顔面の腫瘍の治療や、外科手術が不完全な場合の術後治療に非常に有用です。
しかし、放射線療法のみでの完治は難しく、化学療法(抗ガン剤など)と併用する場合が多いようです。

また、日本国内では放射線治療設備(特に効果の高いメガ・ボルテージ放射線治療機)を備えた病院(獣医)が極めて少ないため、
地域的、経済的問題から、この療法を用いることが困難な場合も多いようです。

メガ・ボルテージ放射線治療機完備の病院
   ●麻布大学附属病院(神奈川県相模原市)
   ●南動物病院(三重県伊賀市)


〔化学療法〕
抗ガン剤やその他の薬品(ステロイド剤など)を使用しての内科的治療。
残念ながら、まだ効果の十分に期待できるものは少なく、
副作用(頻尿、消化器障害、白血球減少、食欲不振など)の状態と調整しながらという現状です。






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7/28(土)
大好きなママは相変わらず泣いてばっかりです。
時々、かあさん(ママのママ)とケンカしています。

あたしのママは旅行のお仕事をしているので、出張がとっても多くて、長い時には10日も2週間もいないことがあります。
そんな時には、いつもあたしはかあさん(ママのママ)のお家にお泊りしに行くんです。
かあさんのお家には“華ちゃん”っていう、柴犬のお友達がいます。
華ちゃんはまだ小さいので、「遊んでっ!遊んでっ!遊んでっ!」って、
いつも元気すぎ!大人のあたしにはちょっと疲れちゃう感じ(笑)


かあさん(ママのママ)は67歳で、人間の年齢にしたら、あたしよりちょっとだけ若いくらいなんだって。
かあさんはね、手術とか、抗ガン剤とか絶対に嫌だっ!!!て言うの。
もし自分だったら、「ガン」って告知されてもリスクを伴う手術や抗ガン剤とかの“積極的治療”はせずに、
その終りが仮に明日であろうとも、静かに余生を送りたいんだって。

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若ければ一生懸命に積極的に治療に専念するけれど、67歳にもなって、苦しい手術や辛い抗ガン剤の治療に耐えて、
ただ“生”にのみに執着して日々を過ごす事に、生きている意味は見出せないんって言うの。
「老年」と言われる年齢になったら、健やかで、快適に、楽しく、人間としての尊厳を保ちつつ生きてこその“生”だと思うから
あたしの「手術」や「抗ガン剤治療」には反対なんだって・・・


ママはね・・・・
「私は、さくらの病気を治せるものなら治したいのっ!
 本人が辛くて、苦しいだけなのに、ただ私のそばにさくらがいる。っていう自己満足のためだけに、
 完治の見込みのない延命治療を延々続けようなんて思っている訳じゃないの。
 さくら自身の幸せ、 QOL(クオリティ・オブ・ライフ)を誰よりも、何よりも考えてる。

 でも、さくらからはまだまだ力強い生命力が感じられるし、苦しい治療も克服してきっとまた元気に楽しく過ごせる。
 きっと、さくらもそれを望んでるって信じてる。」

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考え方は人それぞれ、十人十色、百人百色。
あたしはママの決断がベストだと信じてるよ!
あたしのこと、一番良く知ってるのはママだし、あたしのこと一番愛してくれてるのもママだもん!


7/23(月)
シャンプー時に発見した腹胸部のしこりを見ていただくために地元岡山のかかりつけ病院へ出向く。
バイオプシー(針にて細胞をとる。)にて、しこりの細胞をとり顕微鏡検査をしたところ
肥満細胞腫と診断されました。
高齢の犬に多くみられる悪性腫瘍、所謂“ガン”です。

  「肥満細胞腫」について
    ■児玉どうぶつ病院HP(たいへん詳しく書かれています。)
    ■さくらのママの調べたこと


高齢犬に多くみられる病気で、悪性度は非常に高く、一刻も早い摘出手術が望まれるとのこと。
7/30(月)の手術を予約し、ヒスタミンなどの過剰放出による合併症予防のため
「抗ヒスタミン剤」(経口薬)を頂き病院をあとにする。

どうしよう・・・・・
突然のガンの宣告に目の前は真っ暗、奈落の底に突き落とされた気分です。
これまでの12年間のさくらと過ごした日々が、グルグルグルグル頭を巡る。
この生活が、まだまだこれからも続くと思っていたのに・・・・・
このまま時間が止まってくれたらいいのに・・・・・

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はじめましてm(__)m あたし、“さくら”です!12歳の雑種犬(女の子)です。
JR岡山駅(岡山県岡山市)からすぐ近く(徒歩5分)の雑居ビルの一室で
大~好きなママ(自称28歳だって・・・でも本当は40歳が近いらしいよ・・・・・)と
気ままでお気楽な、二人暮らし中なのです。
“お散歩”と“ササミ”が大好きな、まだまだおこちゃま気分の、超~わがまま娘です(*´▽`*)

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うんとむかしに、岡山空港の近くで迷子になってたとこをママに拾われました。
ママはいつもこういうの。
「さくちゃんはとっても美人さんでスタイルも抜群ね!
 お顔もシャープだし、おててもあんよも長くって
 人間でいうならハーフのモデルさんみたいに素敵!
 さくちゃん生みの親は純潔キュートな芝犬で
 パパはきっと由緒正しき洋犬ね!絶対そうねっ!!!」


【あたしの好きなモノ】
ママ、お散歩、ササミ、チーズ、ミルク、ドライブ、狭いトコ、海

【あたしの嫌いなモノ】
シャンプー、爪切り、掃除機、カミナリ、花火、病院、お薬





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