大好きなママは相変わらず泣いてばっかりです。
時々、かあさん(ママのママ)とケンカしています。
あたしのママは旅行のお仕事をしているので、出張がとっても多くて、長い時には10日も2週間もいないことがあります。
そんな時には、いつもあたしはかあさん(ママのママ)のお家にお泊りしに行くんです。
かあさんのお家には“華ちゃん”っていう、柴犬のお友達がいます。
華ちゃんはまだ小さいので、「遊んでっ!遊んでっ!遊んでっ!」って、
いつも元気すぎ!大人のあたしにはちょっと疲れちゃう感じ(笑)
かあさん(ママのママ)は67歳で、人間の年齢にしたら、あたしよりちょっとだけ若いくらいなんだって。
かあさんはね、手術とか、抗ガン剤とか絶対に嫌だっ!!!て言うの。
もし自分だったら、「ガン」って告知されてもリスクを伴う手術や抗ガン剤とかの“積極的治療”はせずに、
その終りが仮に明日であろうとも、静かに余生を送りたいんだって。

若ければ一生懸命に積極的に治療に専念するけれど、67歳にもなって、苦しい手術や辛い抗ガン剤の治療に耐えて、
ただ“生”にのみに執着して日々を過ごす事に、生きている意味は見出せないんって言うの。
「老年」と言われる年齢になったら、健やかで、快適に、楽しく、人間としての尊厳を保ちつつ生きてこその“生”だと思うから
あたしの「手術」や「抗ガン剤治療」には反対なんだって・・・
ママはね・・・・
「私は、さくらの病気を治せるものなら治したいのっ!
本人が辛くて、苦しいだけなのに、ただ私のそばにさくらがいる。っていう自己満足のためだけに、
完治の見込みのない延命治療を延々続けようなんて思っている訳じゃないの。
さくら自身の幸せ、 QOL(クオリティ・オブ・ライフ)を誰よりも、何よりも考えてる。
でも、さくらからはまだまだ力強い生命力が感じられるし、苦しい治療も克服してきっとまた元気に楽しく過ごせる。
きっと、さくらもそれを望んでるって信じてる。」

考え方は人それぞれ、十人十色、百人百色。
あたしはママの決断がベストだと信じてるよ!
あたしのこと、一番良く知ってるのはママだし、あたしのこと一番愛してくれてるのもママだもん!
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